Posted on: 2024年12月23日 Posted by: Sleep like a pillow Comments: 0

独自の世界観と鋭い感性を合わせ持つアーティスト、Macot Ohataによる1stシングル「Falling on Firtrees」が、12月22日(日)に各種ストリーミングにて配信された。

Macotは、坂本龍一らを輩出した東京藝術大学を首席で卒業した俊英。いわゆる「現代音楽」の世界において期待の存在でありながら、彼のバックグラウンドは幅広く、ジャズ、ロック、レゲエ、ノイズなど、様々なミュージシャンやダンサーとともに活動を繰り広げる。2023年には、ギターのMichiro Inatsug(butohes)、ドラムのHirotaka Sakiyama(Texas 3000 / 家畜)らと共に、即興演奏によるライブやレコーディングを主軸に活動する地球三文小説を結成するなど、頭角を表しつつある気鋭のアーティストだ。

今回配信された「Falling on Firtrees」は、ピアノの澄んだ響きが心地良いインストゥルメンタル楽曲。Macotがこの楽曲を制作するにあたって大切にしたことは、冬の原風景の表現、透明感、そして人間本来の温かい揺らぎのあるリズムの3つ。Macotの紡ぎ出す透き通った音は、時にダイヤモンドダストを思わせる。なんと美しい夢幻の響きだろう。東京藝大では難解で前衛的な作曲技法を探究する日々を送ったMacot。その長いトンネルから抜け出た先に広がる、洗練されたシンプルかつ幻想的な世界観は、Macotだからこそ到達できた境地なのかもしれない。

演奏はMacotただ1人によって行われた。使用楽器は、グランド・ピアノ及びローズ・ピアノのみ。レコーディングではMichiro Inatsugがエンジニアを担当し、同氏は本楽曲のミキシングも行なった。マスタリングはyasu2000が担当。同氏はorigami PRODUCTIONSのハウス・エンジニアを務め、あいみょんやTENDRE、U-zhaanらのレコーディングに携わったカリスマ的存在である。

アートワークは東京藝術大学大学院在学中の美術家、原田理央が制作。白や銀を多用する彼女の独特な色彩感は、この楽曲にぴったりだ。

■ Macot Ohata コメント

アンビエントな雰囲気を持ちながらもそれだけではない、クラシック音楽のようでクラシックとは言い切れない、どこか和の雰囲気も漂うような、ジャンルの枠にとらわれない不思議な音楽になりました。これは私の心象風景の表現に他なりませんが、皆さんにはどう感じていただけるでしょうか。ぜひお楽しみください。

■ Release

Macot Ohata – Falling on Firtrees

□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital
□ リリース:2024/12/22

*配信リンク:
https://macotohata.hearnow.com/

■ Event

幻談 vol.2

日程:2025年1月25日(土)
会場:ヨムキクノム(原宿 / 千駄ヶ谷)
OPEN 18:00 / START 18:30

[出演]
地球三文小説
Cyber Cherry
Ghostleg

*チケット:
https://yomukikunomu.stores.jp/items/6757eeb5a67f0302cae285c5

■ Profile

Macot Ohata

東京藝術大学音楽学部作曲科を首席卒業。2024年同大学院を修了。2022年芥川也寸志サントリー作曲賞(芥川作曲賞)にノミネートされる。現代音楽だけでなくポップ、ロック、レゲエから伝統芸能に至るまで幅広いバックグラウンドを持ち、作曲・編曲・即興演奏と、多岐に渡って活躍している。「地球三文小説」のキーボード奏者として果敢にライブ・レコーディング活動を行いながら、「野流」をはじめとする多くのミュージシャンやダンサーとのコラボも展開している。

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