だれかの痛みを拾い上げる──湯冷めラジオがデジタル・シングル「スケープゴート」をリリース

東京を拠点に活動している4人組バンド、湯冷めラジオがデジタル・シングル「スケープゴート」をリリースした。

湯冷めラジオは2022年10月に結成された日本の4人組バンド。内面に渦巻くあらゆる感情を源泉に、私たちが生きる世界を、共感や同感を求めない言葉をもって色彩豊かに音像化している。

今回リリースされた「スケープゴート」は前作から約1年ぶりのリリースで、ダークな雰囲気を纏ったシングル作品。“だれかの痛みを拾い上げる”ような、切実な響きを持った1曲となっている。レコーディングとミックスはこれまで同様、大野ユウジ（ココロオークション）が担当した。アートワークはイラストレーターのささきもねこが手掛けている。

なお、湯冷めラジオは2025年春に中国ツアーを敢行予定。

■ 緋乃 白（Vo. Gt.）コメント

声をはりあげる力をもたないひとが
いないことにされてるひとが
これが痛いということすら知らないひとがいます。確かにいます。

家の中にずっといて、どこにもいけなくて、
ただみんなが寝静まるのを待って
耳を塞いで何も感じないようにしている人が
今もどこかで暮らしています。
あなたの家の隣にいるかもしれません。

わたしは、少なくともわたしだけは、
そういうひとたちのことを歌いたい。

音楽って無力だと思うこともあるけど、
でも音楽って人の心の中を変えることができる。
心の中を変えるのは人を動かす力にもなりうるということです。

小さかった自分や、似ただれかの痛みを、
拾い上げたいと思って作りました。届いてほしい。

■ Release

■ Profile