
Label – EMI Records
Release – 2018/09/12
前作から約2年ぶりとなったメジャー3作目。
本作でシューゲイズ・サウンドはほぼ完全に封印。つまりそれは、かつての自分たちの呪縛から完全に解放され、文字通りの「自由」を手にしたということに他ならないだろう。
角が取れて丸みを帯びたポップな作風とまっすぐな歌詞は、さながら『猫とアレルギー』で見せた風通しの良さをさらに突き詰めたような印象。全体的に抜けの良いサウンドによって、きのこ帝国はこれまでにないほどの間口の広さを獲得した。
しかし、手数の多いドラムで魅了する「ラプス」や、変態的なギターが癖になる「カノン」など、インディペンデントな息遣いも随所に健在。バンド結成10周年を経て届けられた「夢みる頃を過ぎても」は、大人になるにつれて忘れてしまった大事な何かを思い出させてくれる強さに満ちている。
text by osushitabeiko
Author

最新記事
- 2025年4月3日Newsこの世界を信じる理由──killmilkyが1stフルアルバム『生きたい』を4/23にリリース
- 2025年3月7日Report友よ踊ろう yeti let you notice × Blume popo(Oaiko pre. みちしるべ)
- 2025年2月26日InterviewSPOOL『sail to the nevv moon vol.2』開催直前インタビュー 2部制ライブで表現する現在の姿
- 2025年2月16日News相反する “ふたつの未来” ──Blurred City Lightsが2部作となる2ndフルアルバム『Utopia』『Dystopia』をリリース