トラックメイカー/コンポーザーのeffeがEP『永遠 / eternal』をSiren for Charlotteからリリースした。
Siren for Charlotteは、ミュージック・マガジンやレコード・コレクターズなどで執筆する音楽ライターで、『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』(DU BOOKS)の監修/編集も務める門脇綱生が提唱する、新時代に向けた審美眼/コレクトである「遠泳音楽」(Angelic Post-Shoegaze)をテーマとしたレーベル。Sleep like a pillowなど各所で音楽批評、ディスクレビュー、インタビューなどの活動を行う音楽ライター/歌人の鴉鷺(aro)が共同主宰として参加している。
『永遠 / eternal』は2000年代のエレクトロニカとPCゲームをはじめとするセカイ系の物語などに影響を受けた、一瞬と永遠を編み、形而上的な存在を叙述するように、脆い思春の時間を縫い留める、祈りと久遠の遠泳音楽 / エレクトロニカである。
■ Statement
Siren for Charlotte から effe『永遠 / eternal』をリリースします。
2000年代エレクトロニカ、IDM、セカイ系、ノベルゲーム。思い返せばそれらは全て極めて美しい感傷と、リリカルな情動、箱庭のように美しい、だが歪んだ側面も同時に抱える世界、という共通項を持った、同文脈であるという事以上に同時代的な、ひとつの審美眼、美的感覚、美意識がひとつと水脈として流れるような運動であった。
そして、それらは現在進行系のカルチャーとして息衝いている。
ひとつは、広範な意味での音楽や物語の潮流として。
もうひとつは、effeの音楽として。
祈りは何処へ届くのか。この瞬間は本当に瞬間であるのか、永遠の一欠片ではないのか。
この時間は、我々が必ず通過してきた、脆く鮮やかな時間は過ぎゆく河であるのか、それとも、永遠という結晶になり得る清いエレジアであるのか。
「僕たち二人の存在理由を、示す祈りは何処にあるのか?」
思春の憂いや惑いが、美しい想いが、祈りになる瞬間としてこの音楽は成立している。
清らかなエレジアと感情に満ちたこの時間に、濁るこの世の穢土は存在しない。
ひとりの人物が抱える、美しさと感傷についての、脆い人間の季節についての、祈りについての形而上学。瞬間と永遠を縫い留める、確かな音楽の経験を、effe さんによる高い達成を是非ご体験下さい。
──Siren for Charlotte
2000 年代エレクトロニカと PC ゲームをはじめとしたセカイ系の物語
この2つは未分化だった私の心に大きな衝撃を与え、世界の見え方を変えました
一瞬と永遠
形而上的な存在
広がるイメージは創作の礎になりました
これらは私にとって懐かしむものではなく今も追い求める“美しさ”として現実の対岸に在るのです
創作の旅は続きます
彼女との出会いを夢見て
──effe
■ Release
effe – 永遠 / eternal
□ レーベル:Siren for Charlotte
□ 品番:SIREN : 0011
□ 仕様:Digital
□ 価格:¥600
□ リリース:2024/06/29
□ トラックリスト:
1. 全てから / from everything
2.虹彩 / iris
3.無限 / ouroboros
4.暗渠 / opaque
5.祈り / inori feat.終末うにこ
6.無へ / to nothing at all
■ Siren for Charlotte
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