独自の世界観と鋭い感性を合わせ持つアーティスト、Macot Ohataによる1stシングル「Falling on Firtrees」が、12月22日(日)に各種ストリーミングにて配信された。
Macotは、坂本龍一らを輩出した東京藝術大学を首席で卒業した俊英。いわゆる「現代音楽」の世界において期待の存在でありながら、彼のバックグラウンドは幅広く、ジャズ、ロック、レゲエ、ノイズなど、様々なミュージシャンやダンサーとともに活動を繰り広げる。2023年には、ギターのMichiro Inatsug(butohes)、ドラムのHirotaka Sakiyama(Texas 3000 / 家畜)らと共に、即興演奏によるライブやレコーディングを主軸に活動する地球三文小説を結成するなど、頭角を表しつつある気鋭のアーティストだ。
今回配信された「Falling on Firtrees」は、ピアノの澄んだ響きが心地良いインストゥルメンタル楽曲。Macotがこの楽曲を制作するにあたって大切にしたことは、冬の原風景の表現、透明感、そして人間本来の温かい揺らぎのあるリズムの3つ。Macotの紡ぎ出す透き通った音は、時にダイヤモンドダストを思わせる。なんと美しい夢幻の響きだろう。東京藝大では難解で前衛的な作曲技法を探究する日々を送ったMacot。その長いトンネルから抜け出た先に広がる、洗練されたシンプルかつ幻想的な世界観は、Macotだからこそ到達できた境地なのかもしれない。
演奏はMacotただ1人によって行われた。使用楽器は、グランド・ピアノ及びローズ・ピアノのみ。レコーディングではMichiro Inatsugがエンジニアを担当し、同氏は本楽曲のミキシングも行なった。マスタリングはyasu2000が担当。同氏はorigami PRODUCTIONSのハウス・エンジニアを務め、あいみょんやTENDRE、U-zhaanらのレコーディングに携わったカリスマ的存在である。
アートワークは東京藝術大学大学院在学中の美術家、原田理央が制作。白や銀を多用する彼女の独特な色彩感は、この楽曲にぴったりだ。
■ Macot Ohata コメント
アンビエントな雰囲気を持ちながらもそれだけではない、クラシック音楽のようでクラシックとは言い切れない、どこか和の雰囲気も漂うような、ジャンルの枠にとらわれない不思議な音楽になりました。これは私の心象風景の表現に他なりませんが、皆さんにはどう感じていただけるでしょうか。ぜひお楽しみください。
■ Release
Macot Ohata – Falling on Firtrees
□ レーベル:Self Released
□ 仕様:Digital
□ リリース:2024/12/22
■ Event
幻談 vol.2
日程:2025年1月25日(土)
会場:ヨムキクノム(原宿 / 千駄ヶ谷)
OPEN 18:00 / START 18:30
[出演]
地球三文小説
Cyber Cherry
Ghostleg
*チケット:
https://yomukikunomu.stores.jp/items/6757eeb5a67f0302cae285c5