東京を拠点に活動するオルタナティヴ・ロック・バンド、SPOOLが新体制となって初のデジタル・シングル「Heavenor」を6月12日(水)にリリース、同曲のミュージック・ビデオも公開した。本作はHIP LAND MUSICによるデジタル・ディストリビューション&プロモーション・サービス、FRIENDSHIP.がデジタル・リリースをサポートしている。
SPOOLは2007年に結成。日本のロックやシューゲイズを軸に、繊細な感性で紡ぐポップかつ憂いを帯びた楽曲と、USオルタナティヴ・ロック〜グランジの影響を感じさせる、独特の空気感が特徴。2018年に3人組から4人組となり、2019年に1stアルバム『SPOOL』、2020年に2ndアルバム『cyan / amber』をリリース。2022年には3rdアルバム『(image for) drawing on canvas』をデジタル・リリース、翌年CD / LP化された。2023年5月にドラムのaranが卒業。現在はこばやしあゆみ(Vocal / Guitar)、ショウジスミカ(Guitar)、安倍美奈子(Bass)の3人にサポート・ドラムを迎えた新体制として活動している。
今作「Heavenor」は、そんな新体制のSPOOLにとって初の音源で、穏やかに揺らめくギターのリフレインを中心とした、シンプルなアンサンブルと歌が印象的な1曲。これまで聴かせていた轟音やエフェクトを多用したサウンドを経て、飾らない演奏と共に届けられる〈気楽にいこうぜ〉〈どうなったって朝は来るんだ〉という言葉たちには、普段着のまま出かけて仲間と乾杯するようなラフさが感じられる。しかし単なる楽観主義ではなく、〈This is heaven or hell??〉と歌い、今いる場所が「天国」でなくても自然と受け入れていく。コロナ禍やその後の活動停滞期など、バンドの苦境を経験したからこそ歌える、真にポジティヴな1曲に仕上がった。
今作のサポート・ドラムには、新体制のSPOOLを支えるcimaco(白い朝に咲く / SHIZUKU)が参加。ミックスはニイオカヨシキ、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が担当している。
なお、11月9日(土)には下北沢SHELTERにてSPOOLの自主企画の開催も決定している。詳細は後日発表。
■ こばやしあゆみ(Vocal / Guitar)コメント
悩んで疲れて考えても
答えがでなかったり
どうにもならない時もあるけど
好きなことを好きなようにやる
それでいいんじゃない?
とりあえず今はビール飲んで
あのころの思い出話とか
未来のことでも話しながら
夜が明けるのを待とう
あとは成るように成るさ
ってことで乾杯〜!
Sometimes we tired of worrying and thinking, and we can’t find an answer.
Things are out of my control but I do just what I want with my way.
That’s all right, isn’t it?
For now, let’s talking about good memories and our future with drinking beer.
Go with the flow.
KANPAI!!
■ Release
SPOOL – Heavenor
□ レーベル:SPOOL / FRIENDSHIP.
□ 仕様:Digital
□ リリース日:2024/06/12
■ Event
SPOOL企画(タイトル未定)
2024年11月9日(土)
@下北沢SHELTER
*詳細は後日アナウンス
■ Profile
SPOOL
こばやしあゆみ(Vocal / Guitar)
ショウジスミカ(Guitar)
安倍美奈子(Bass)
2007年結成。音楽的ルーツであるThe NovembersやART-SCHOOLといった日本のロックやシューゲイズを軸に、繊細な感性で紡ぐポップかつ憂いを帯びた楽曲と、USオルタナティヴ・ロック~グランジの影響を感じさせる、独特の空気感が特徴。これまでに3枚のアルバムをリリースし、最新アルバム『(image for) drawing on canvas』はTESTCARD RECORDS(日本)、Infree Records(香港)、Clever Eagle Records(米国)の3レーベルよりLPが共同リリースされた。現在はサポート・ドラムを迎えて活動している。