Label – Neon Sigh
Release – 2013/10/22
米オレゴン州ポートランドを拠点に活動するシューゲイザー・バンド、Soft Shadowsの1stアルバム。タイトルの通り随所でリヴァーブを効かせたメランコリックな音像、と評するのも良いが、それ以上にサウンド・アプローチの多様さに触れるべきだろうか。The Jesus and Mary Chainを彷彿とさせる気怠げな「War Theatre」、ガレージロック風の「Cheap Signals」、ドリーミーでダウナーな「Love is a Dog from Hell」、Swirlies直系の「Gamma Collider」など、音作りに関してはかなり器用な印象。それだけに、本作以来音沙汰がないのが惜しい。
text by osushitabeiko