Posted on: 2020年9月1日 Posted by: 對馬拓 Comments: 0

Label – Mexican Summer 
Release – 2012/10/12 

サンフランシスコ出身のドリームポップ・デュオ、Tamaryn(タマリン)の2ndアルバム。

深くリヴァーブの効いたレイヤード・ギター、無機質にリズムを刻むドラム、儚げなフィメール・ヴォーカルという、まさにドリームポップ/シューゲイズ・マナーを正統に踏襲した音像が耳を優しく突き刺す。ゆったりと流れるようなメロディーラインはゴシック調の趣もあり、ジャケットの色合いも含めてどこかCocteau Twinsの面影を感じる部分も多い。アルペジオが印象的な「Prizma」、幕引きの残響が美しい「Violet’s in a Pool」あたりが本作のハイライトか。

text by osushitabeiko